「羽田増便に伴う都心上空縦断の新ルートの情報公開と都民の安全を求める」陳情審査 東京都議会 都市整備委員会傍聴

2018年6月8日 22時46分 | カテゴリー: 活動報告

今年1月から23区の東京・生活者ネットワークの議員を中心に取り組んできた都議会宛の陳情「羽田増便に伴う都心上空銃弾の新ルートの情報公開と都民の安全を求める請願」は1167人の署名とともに提出され、今日、6月8日の都市整備委員会で審査され、傍聴してきました。

陳情の内容は以下の通り

【請願願意】

東京都は、国・国土交通省に対し、羽田空港の国際線増便計画について、以下の点を示し、慎重な計画策定と都民への説明責任を果たすよう働きかけてください。

  • 落下物対策と事故が起きた場合の責任体制
  • 騒音の影響を明らかにすることと、その対策
  • 飛行機の着陸間隔が狭まることへの安全対策
  • 着陸時の管制官指示が2度の切り替えを要することでのパイロットの負担の影響

【請願理由】

国は2020年の実施をめざし羽田空港の国際線増便計画を打ち出しています。この計画は、これまでの関係自治体、議会、住民が合意している「海から入って海から出る」という原則を大きく変えるものです。この合意は騒音と落下物の回避策として決定されています。しかし、都心縦断の新ルートは、そのどちらも都民生活への影響が十分に検証されていません。南風時の午後3時から7時に、1時間当たり44便が東京都心上空、練馬、板橋、豊島、中野、新宿、渋谷、港、目黒、品川、大田と高度を下げ、品川区大井町駅付近は頭上300mという低さです。また、この都心ルートは、最も事故が起きやすいと言われる着陸前8分間に該当します。パイロットが着陸体制に入る集中力を要する数分間に一部横田空域を通り、周波数を切り替えて横田基地・羽田空港双方の管制官と交信するという複雑な作業が、安全運航に影響することを懸念します。北風時の離陸ルートにおいても江戸川、江東の上空をルートとする増便計画があり住民への影響を懸念します。

落下物にはカウントされない部品脱落の件数が過去5年間で269件と国土交通省は報告しています。都心部は多いところで1k㎡あたり2万2千人の超人口過密地域です。都民の不安は計り知れません。

安心・安全の東京の維持、都民の生活を守るためにも、さまざまな影響について明らかにすることができなければ、この実施計画の再検討を求めるものです。

午後1時から始まった委員会の1時間後、午後2時から約45分間審議されました。

現在の都市整備委員会の14人の委員の構成は、都民ファースト7名(荒川区、足立区2、品川区、新宿区、板橋区、八王子市)自民党2名(大田区、新宿区)公明党2名(練馬区、大田区)共産党2名(品川区、目黒区)、民主クラブ1名(世田谷区)という構成です。つまり、14名の委員のうち、13人が23区選出の議員となっています。残念ながら、生活者ネットワークの山内議員は総務委員会所属です。(下記参照)

http://www.gikai.metro.tokyo.jp/membership/standing-committees.html

都心上空低空飛行ルートは、23区中16区が該当地域となり、該当する選挙区から選ばれている議員が多くいます。

今回の陳情は都民の安全のために情報公開を求めるものでした。

品川区選出の白石議員からは詳細な質問がありましたが、都側からの答弁は通り一遍のものでした。

都民ファースト、自民党、民主クラブからは、更なる情報公開に務めることを都の担当部長に求めたにも関わらず、陳情採択に反対しました。

自分の選挙区の都民の財産、安全をどのように保証するのでしょうか。

十分と言えない今の国の安全対策に丸投げなのでしょうか。

東京都も都議会は、よく中2階と言われています。

未だ、都議会は、地に足をつけない机上の空論を重ねている印象です。

去年、多くの都民はその体制を変えることを期待したのではないでしょうか。

翻って、区議会は身近な地域、区民の生活に寄り添った議論をしていかなくてはと痛感しました。

練馬ネットやない議員と