憲法がわかるお話「檻の中のライオン」in 豊島

2018年4月17日 09時59分 | カテゴリー: 活動報告

〜「ライオン=国家権力」「檻=憲法」で語る「日本国憲法」〜

全国各地でパペットを使ってわかりやすく憲法のお話をしている楾大樹(はんどう たいき)弁護士を3月17日、豊島区池袋にお招きしました。

 

「憲法=檻」はなぜ必要なのか

私たち一人ひとりはかけがえのない存在として生まれ、誰しも人間らしく幸せに生きる権利を持っています。(基本的人権)それぞれ個性の違う人々が、平和に暮らしていくためには、仕切り役が必要で。私たちが仕切り役に適した「ライオン=国家」を選び、権力を与え、ルール=法律をを作るなど政治を任せています。(社会契約)

しかし、権力は濫用されがちです。大きな力を持つ「ライオン」が暴れて、私たち国民に噛み付いたりしないように、「ライオン」がしてはいけないこと、してもいいこと、しなければならないなどを、私たちと「ライオン」との間で約束を交わした契約書が「憲法=檻」です。私たち一人一人が人間らしく生きるためには、「ライオン=国家権力」を「檻=憲法」で拘束し、国家権力も憲法の下(檻の中)にいてもらわなくてはなりません。これが立憲主義です。

「檻の中のライオン」

「ライオン=国家権力」が「檻=憲法」の中にいることによって、私たちは、自分の価値観に従って自由に生活することができます。(基本的人権の保証)「ライオン=国家権力」を批判しても、襲われることもありません。(表現の自由)また、人間らしく幸せに暮らすためには、平和でなくてはなりません。ライオンが勝手に檻を出て戦争をすることもできません(平和主義)また、権力が集中しないように、「檻=憲法」の中には、内閣、国会、裁判所(3匹のライオン)がいて、お互いをチェックするようになっています。(三権分立)しかし、現在、これらの仕組みは、十分に機能しているでしょうか。

「憲法」は私たちのもの

私たちは、常に「ライオン=国家権力」が、「檻=憲法」の中にいるかどうかをチェックしていなくてはなりません。「檻=憲法」からはみ出そうとしているならば、おかしい!と声を出さなくてはなりません。「憲法」を守らなくてはならないのは、私たちではなく、国家権力なのです。

自民党が進めている憲法改正の中身は、果たして私たちのものになっているでしょうか。憲法を変えることも、誰かが勝手に決めるのではなく、私たち自身が中身をしっかり見極めていかなくてはなりません。(国民投票)

1947年5月3日、「日本国憲法」施行の翌年、同日は憲法記念日とされました。今こそ私たちは、そもそも「日本国憲法」はどういうものかを理解しておくことが重要です。。憲法記念日を迎えるにあたって、私たちを守るために私たちが作った「日本国憲法」について考えてみましょう。

楾 大樹

1975年生まれ

ひろしま市民法律事務所所長

日弁連憲法問題対策本部委員

「檻の中のライオン 憲法がわかる46のおはなし」著者 かもがわ出版