東日本大震災復興支援プロジェクトinとしま

2014年3月12日 00時18分 | カテゴリー: 活動報告, 防災

 東日本大震災から今日で3年。新聞もテレビも東日本大震災特集が続いています。残念なことに、だんだんと記憶が薄くなってしまっていることは事実ですが、やはり、あの揺れの恐怖は思い出すと怖いほどです。ちょうど外にいた私は、ビシビシと音をたてるマンションの窓ガラスに、首都直下地震がきたにちがいないと思ったほどでした。

 近い将来、本当の首都直下地震が必ず来ると言われている中、東日本大震災を忘れないことは大変重要だと思いますが、豊島区は復興支援イベントとしてコンサートを計画し、700万円を予算化しました。1年前の予算特別委員会の時にどういう内容なのかを問うたところ、何も決まっていなかった状況だったので、被災地に寄り添ったもの、例えば被災地から豊島区に避難して来ている人を招待するなど被災地に寄り添ったものをと提案しました。

 それから、1年後の今日、“こころの詩でつなぐ絆”と題して、池袋西口の東京芸術劇場を満員にしてコンサートが開かれました。一部では、大正大学、立教大学、西巣鴨中学校、豊島区の復興支援活動の報告がありました。二部では、ソプラノ歌手森麻季さん、小椋桂さんのコンサートなど続き、内容は充実し会場は満員なのですが、これがどう復興支援につながるのかわからないまま進行しました。

 唯一、納得したのは、中国の陳越さんが作詞作曲した“大地の祈り”の合唱曲。これは、女川町の水産加工会社に中国から働きにきていた女の人10人あまりを社長の佐藤さんは、高台に避難させたあと、また工場に戻り津波にのまれたそうです。この話を聞いて陳越さんつくった曲を豊島区未来財団の坂本和彦先生がオーケストラと合唱にアレンジしたもの。本当に感動的な曲で、多くの人が感動の涙が出たと言っていました。日中関係は、政府レベルでは最悪の状況が続いていますが、このように民間レベルで心を通わせることを重ねていくことこそが重要と確信しました。

 イベント後、防災協定を結んでいる自治体の首長との懇談会上、副区長から初めて今日のイベントのチケット代の一部が被災地への義援金に当てるとの発言がありましたが、ならば、コンサート会場に来ているお客様へ伝えるべきだったのでないでしょうか。

 被災地ではまだ24万人もの人が避難生活を余儀なくされているそうです。今日のコンサートには、区内に住む被災者にお声をかけ、約30人の被災者の方が参加されたとのことで、私の提案が実現してほっとしています。いっときの慰めになればと願います。

さて、そもそも東日本大震災復興支援としての豊島区の予算700万円を使ったことの総括は、しっかりと今年の秋の決算委員会で明らかにしていきたいと考えています。

震災直後、被災地に派遣された職員の記録。現在も4人の職員が派遣されています。