〜参議院議員選挙を終えて〜

2013年7月31日 02時21分 | カテゴリー: 活動報告

 今回の参議院議員選挙は、経済を良くすることを第一優先とする結果のでた国政選挙だったのではないでしょうか。それだけ、長引く不況で日々の生活に追われている方が多くいらっしゃる事も事実です。ただ、日本の少子高齢問題は、まったなし。このまま、経済が拡大していくことは考えられません。しっかり腰をすえて、これからの日本のあり方を考えなくてはならない時だと思います。

 生活者ネットワークは「政治は生活を豊かにする道具」と位置づけ、普通の市民が政治を道具として使いこなす運動を40年近く行ってきました。そして、市民自治が及ぶ範囲の自治体議会に議員を送ってきました。

 私たちが応援した大河原まさこさんは、生活者ネットワークの都議会議員を10年経験し、6年前政権交代をめざしていた民主党から請われて参議院議員になりました。『コンクリートから人へ』というキャッチフレーズは、私たち生活者ネットワークがこれからの時代は、公共事業中心ではなく人への投資であるとしていた活動の柱でもありました。しかし、その後の民主党が大きく路線を変えていってしまった結果が今回の参議院議員選挙です。

 また、生活者ネットワークは、『大事な事は市民が決める』として、昨年、原発の是非を問う原発『都民投票』にも積極的に取り組んできました。

 今、多くの市民は、原発のない社会を望んでいると思います。一度事故を起こすと大変危険なことになってしまう原発はできることならいらないと思っている人が大部分なのでしょうが、勤め先の関係とか、電気代がこれ以上あがっては困るとか様々な事情で、原発ゼロへ市民の想いが弱まってしまうのではないでしょうか。

 私は、参議院選挙のさなか14日、日曜日、突然の夕立の中を大河原さんと一緒に池袋駅東口で街宣カーの上に立ち、「今、多くの市民の人が望む脱原発が実現できないのは、市民の議席が少ないからです。大河原さんの議席は、市民の議席です。大河原さんが国会には必要です。」と訴えました。政権与党にいた経験を活かして、しっかりと脱原発への道のりを描ける大河原さんが山本太郎さんと一緒に当選して欲しかった。

 私は、今回、初めて開票立会人となったのですが、豊島区では、8時45分に一斉に投票箱の鍵があけられ、票が机に山となったところで、上位で当選する人は明らかになりました。(8時からのテレビでは、すでに当選確実の報道があったようですが)山積みの票の中に同じ名前がいっぱい見られました。これが国政選挙なんだなと思いました。豊島区でも少なくとも12000票ないとトップ5には入りませんでした。東京全体では60万票です。とても大きな数字です。しっかりと作戦をたてなくては、知名度のある人に負けてしまうとつくづく感じました。

 今後、ローカルパーティとしての生活者ネットワークは、どのように国政とかかわっていくのか、しっかり討議をしていく必要があると考えています。

  先日、朝日新聞7月27日に『一票は群れてこそ活きる』として北海道大学准教授吉田徹さんの寄稿に、

政治家グラムシは、合理的な思考は、「個人的な運動」しか生まず、「主観的なもの」への意向こそが『闘う場』を形成する、と説いた。政治とは共同体に係る営みのことだ。だから市民は自分が何を欲しているかわかっていなければならないだけでなく、仲間や同士を作る必要性に迫られる。私の一票は群れてこそ、初めて活きる。政治はそれゆえに恐ろしく、また、希望と可能性にあふれているのだ。この政治のイロハを理解しない限り、「アベノミクス」や「原発再稼働」という「『正しい』とされる」政策に私たちは、鼻面を引きずりまわされ続けることになりかねない。

とありました。

 これから日本の社会は、ますます厳しい状況になってくると思いますが、その中で、一人一人が活かされ、幸せな人生を全うできるような社会を作っていきたいと心から願います。