遊佐町における再生可能エネルギーの取り組み

2012年9月12日 00時18分 | カテゴリー: 脱原発

 豊島区の友好都市である山形県遊佐町に建設されている風力発電所、太陽光発電の様子を視察してきました。

 遊佐町をはじめとして、東北地方の日本海側は、海からの風が一年中吹く風力発電には

遊佐風力発電所

恵まれた地域です。しかし、冬場は特に強く吹く事もあり、風力発電の一つの難点である発電の安定性を保つことが難しいところでもあります。今回視察した遊佐風力発電所は、出力変動緩和制御型風力発電システムをとりいれており、蓄電池を併設しています。風向きや強さによりプロペラの角度を調整し、蓄電池の負担も少なくしています。音もとても静かでした。海岸線に風力発電機が7台均等に並んでいる風景をとても美しく思うのは、日本の未来や希望を感じさせるからでしょうか。

 

 次に訪れたのは、遊佐の広大な田んぼの中に建設された遊佐中央カントリーエレベーター。収穫した米や大豆を乾燥,貯蔵する施設です。ここは、火力による高温乾燥でなく、常温で一定湿度の乾いた空気を送り込んで乾燥させるDAG自然乾燥システムをとりいれ、その動力源として屋根に取り付けたソーラーバネルを使っています。春から夏にかけて、カントリーエレベーターでエネルギーが必要でない時期は、ソーラーパネルで発電した電気を東北電力に売っています。遊佐町では、広大な田圃に流れる豊富な鳥海山から流れ出る水で小水力発電にも意欲的でした。

 再生可能エネルギーは、一つ一つの施設は莫大なエネルギーを生み出すものではないかもしれないけれど、小規模分散型でそれぞれの地域の自立の可能性を促していくもの、まだまだ、身近にエネルギーを生み出すものがあるのではないでしょうか。

 以前、生協の活動で何回か訪れたことのある遊佐町でしたが、今回のように 美しい鳥海山と日本海の夕暮れに遭遇したのは初めてでした。まだまだ日本には、宝があります。