福島で考える『原発』

2012年3月13日 22時33分 | カテゴリー: 脱原発

原発いらない!3.11福島県民大集会に参加して

16000人の脱原発への思い
16000人の脱原発への思い
あの東日本大震災から1年。3月11日をどう過ごすかを考え、私は小学校高学年3年間を過ごした福島県郡山市で行なわれる”原発いらない!3.11福島県民大集会”に参加することにしました。
 大震災以降、よく耳にする郡山市は、福島県のほぼ中央にあり遠く磐梯山や智恵子抄の安達太良山を臨むまちです。福島県は、北海道、岩手県に続いて広い面積を持ち、天気予報は浜通り、中通り、会津地方と分かれるほど、気候風土が違っています。事故が起きた東京電力福島第一原子力発電所からは約40キロ離れていて、原発近くの住民が避難してきていますが、ここも、放射能の影響が少ないわけではありません。
 集会が開催された開成山球場には、“除染がすんでいないことを了承した上で使ってください“という外野席まで解放し、全国から1万6千人が集まりました。加藤登紀子さんの歌に続き、大江健三郎さん、福島在住の6人の方からのメッセージを集まった全員が耳をすまして聞き、2時46分、球場は静かに黙祷しました。大勢の人が集まっていたにもかかわらず、球場は驚くほど静かで、目に見えない放射能の恐ろしさ、そして原発への怒りを共有しているように思えました。
 原発事故とそれにともなう放射能汚染問題は、東日本大震災の復興を遅らせていることは確実です
 開成山球場から歩いていける私の卒業した小学校脇では、持参した放射能測定器の値は、東京にくらべて約10倍の数字を表していました。
 “ここに来て、私たち被災者に寄り添ってくれてうれしかった”という郡山在住の友人、そして、“今日、たくさんの人が集まってくれて少し力が出てきた”という友人の母の言葉。
 私たちは、福島の人のいい知れない悲しみを決して忘れてはなりません。